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田舎の土地活用アイデア12選|初期費用を抑えて収益化する方法と成功事例

相続などで取得した田舎の土地を持っているが、ほったらかしにしている方もいるのではないでしょうか。

田舎ならではの強みを活かした土地活用によって、収益を生む資産に変えることは可能です。

本記事では、初期費用を抑えられる活用アイデアから中〜大規模な投資プラン、自治体の補助金を活用した方法までを解説します。

活用が難しいと感じている方でも、土地の実情に合った方法が見つかるよう、選び方のポイントや成功するための考え方も合わせてお伝えします。

目次

田舎の土地活用が難しいといわれる理由

田舎の土地は都市部に比べて活用の難易度が高いと言われます。

需要・法規制・インフラという3つの課題があるからです。

ここでは、それぞれの課題について詳しく見ていきましょう。

人口が少なく賃貸需要が見込めない

田舎の土地活用でまず壁になるのが、潜在的な利用者の絶対数が少ないことです。

賃貸アパートや商業施設が成立するためには、一定の人口密度と継続的な需要が必要ですが、人口が少ない地域ではその前提が成り立ちません。

近年、国内の空き家率は増加傾向にあり、地方圏では特に顕著です。

賃貸需要が低迷している地域でアパートを建てると、入居者が集まらず家賃収入でローンを返済できないという事態に陥ってしまいます。

ただし、人口が少ないこととまったく需要がないことは別の話です。

移住者の増加、観光客の流入、物流拠点としての需要など、人口密度に依存しない活用方法も存在します。

人口の少なさを前提として受け入れた上で、都市部とは異なるニーズを探すことが田舎における土地活用の出発点です。

用途地域や農地法による制限がある

田舎の土地の多くは農地や山林であり、法律上の制限が活用の選択肢を狭めています。

農地を農業以外の目的で使うためには農地転用の許可が必要であり、手続きを経ずに勝手に転用すると農地法違反となります。

農地転用の手続きは、市街化区域内であれば農業委員会への「届け出」、それ以外の区域では都道府県知事等の「許可」が必要です。

許可申請の場合、農業委員会の月例会に合わせて審査が行われるため、申請から許可まで通常約1.5ヶ月〜2ヶ月程度かかります。

市街化調整区域内では、原則として建物の建設が制限されており、宅地としての開発許可を得るハードルが高くなっています。

田舎の土地でよく見られる山林については、森林法による保安林指定の有無も確認が必要です。

土地活用を検討する前に、農業委員会や市町村の窓口でその土地にどのような法規制がかかっているかを確認することが、遠回りのように見えて実は最短ルートです。

建築コストが高くなりやすい

田舎の土地には、電気・水道・ガス・道路といったインフラが未整備または不十分な場合があります。

建物を建てる際、これらのインフラを整備するコストが加算されるため、都市部と同じ規模の建物を建てても総費用が膨らんでしまいます。

具体的には、以下のような費用です。

  • 上下水道が引かれていない場合の浄化槽設置費用
  • 電柱から距離がある場合の電気引き込み工事費用
  • 道路に接していない場合の進入路整備費用

これらを合計すると、建物本体の工事費に加えて数百万円単位の追加コストが生じることも珍しくありません。

また、施工業者が少ない地域では競争原理が働きにくく、工事費が割高になることもあります。

田舎の土地に建物を建てる計画を立てる際は、複数の業者から見積もりを取り、インフラ整備を含めた総費用を把握してから判断することが重要です。

【初期費用を抑えてできる】田舎の土地活用アイデア5選

まずは比較的少ない初期投資で収益を生み出せる方法を5つ紹介します。

特に遊休地として長年放置されていた土地や、インフラが不十分な土地でも取り組みやすい内容を中心に選んでいます。

太陽光発電

太陽光発電は、広大な土地を必要とする活用方法として田舎の遊休地との相性が良いです。

日当たりが良く、周辺に建物や樹木が少ない農村地帯や山間部の平坦な土地は、発電効率を高めやすい環境といえます。

収益の仕組みはシンプルで、設置した太陽光パネルで発電した電力を電力会社に売却することで得られます。

固定価格買取制度(FIT制度)により、認定を受けた時点の買取価格が一定期間保証されるため、売電収入がある程度安定して見込める点も特徴です。

初期費用については、野立て産業用太陽光発電(10〜50kWクラス)の場合、1kWあたりおよそ17.8万円が目安とされており、50kW規模であれば概算で900万〜1,000万円前後になるケースが多いとされています。

費用は土地の造成が必要かどうか、フェンスや監視カメラの設置有無によっても変動します。

ただし、売電価格は年々低下傾向にあります。

また、放置されていた土地を整備する場合の造成工事費がかさむことがあるため、施工業者からシミュレーションを含む見積もりを取ることが不可欠です。

農地の場合は農地転用の手続きも必要になります。

駐車場経営

駐車場経営は初期投資を抑えられる土地活用の代表格ですが、田舎では立地の選別が特に重要です。

人通りの少ない住宅地近くの土地では利用者が見込めませんが、観光スポット、道の駅、温泉施設、病院、駅といった施設の周辺であれば、週末や繁忙期を中心に安定した需要が生まれる可能性があります。

運営形態は大きく分けて、月極駐車場と時間貸し駐車場(コインパーキング)の2種類があります。

観光地近くの土地であれば時間貸しが適しており、地域住民の車保有率が高い農村地帯では月極が向いているでしょう。

土地を整地して白線を引くだけで始められる月極駐車場であれば、初期費用を数十万円程度に抑えることも可能です。

年間を通じた平均稼働率を見積もった上で、初期費用の回収にどれほどの期間がかかるかを検討してください。

資材置き場・トランクルーム

建物の建設が難しい土地や、整備が不十分な土地でも活用しやすいのが、企業への資材置き場・ヤード貸しです。

建設会社、造園業者、産業廃棄物処理業者、農業法人などは広い保管スペースを必要としており、地方部でも一定の需要があります。

整地と簡単なフェンスの設置程度で利用者を募集できるケースも多く、初期費用の低さがメリットです。

トランクルームとして活用する場合は、コンテナを設置してセルフストレージとして運営する形もあります。

市民農園・貸し農園

農地や元農地として利用されていた土地は、市民農園や貸し農園として活用すれば農地転用の手続きを経ることなく収益化できる場合があります。

農家でない人が農業を楽しむニーズは、週末移住やスローライフを求める層を中心に地方で広がりを見せています。

市民農園の開設には、農地法や特定農地貸付法に基づく手続きが必要です。

市町村や農業協同組合が開設する形式のほか、土地所有者が自ら「特定農地貸付」として開設する方法があります。

いずれにしても、農業委員会とのやり取りになります。

最低限の整地と区画割りのみであれば比較的小さな金額から始められ、区画ごとの年間利用料として収益を受け取る形が一般的です。

キャンプ場・グランピング施設として活用する

田舎の土地を活かした活用方法として、キャンプ場やグランピング施設の経営が近年注目されています。

コロナ禍以降のアウトドアブームを背景に、自然の中で過ごすことへの需要が高まっており、田舎の広大な土地はこのニーズと合致しやすい環境を持っています。

簡易的なキャンプ場であれば、大規模な建設工事なしに開業できる可能性があります。

トイレや炊事場といった基本的な設備を整えることが利用者獲得の最低条件となりますが、既存の建物を活用できる場合は初期費用を抑えられます。

グランピング施設はより高単価のサービスを提供できますが、テント型宿泊施設の設置や電源設備の確保など追加の投資が必要になります。

開業に際しては、旅館業法に基づく簡易宿所営業許可(宿泊施設を設ける場合)や、飲食を提供する場合の食品衛生法に基づく許可など、法的な手続きの確認が必要です。

【中〜大規模投資】田舎の土地活用アイデア4選

次にまとまった初期投資が必要となる活用方法を4つ紹介します。

賃貸物件として貸し出す

賃貸物件を建てて家賃収入を得る活用法です。

田舎では一般的なファミリー向けアパートの需要が限られる反面、近隣の大型工場・病院・公的機関の職員や単身の派遣労働者向けの住宅が不足しているケースがあります。

また、1階をシャッター付きガレージ、2階以上を居住スペースとしたガレージハウスのように、車やバイクの愛好家に人気の賃貸物件は、敷地を確保しやすい田舎ならではの戦略です。

需要に対して供給が少ない物件カテゴリーであるため、広域から入居者を集めやすく、一般的なアパートより高い賃料設定も可能です。

建築費などの初期投資が大きくなるため、将来的な修繕計画や「売却(出口戦略)」の難しさも念頭に置かなければなりません。

高齢者向け施設

地方の人口が減少する中でも、高齢者の割合は増加しています。

高齢化率が高い地域の需要を狙った活用方法として、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)や老人ホームの建設・運営が挙げられます。

サービス付き高齢者向け住宅は、国土交通省・厚生労働省が定める基準を満たした登録住宅であり、安否確認サービスや生活相談サービスの提供が義務づけられています。

建設・改修に際しては国の補助金制度が設けられており、自己負担を軽減できる可能性があります。

リターンが比較的安定している一方、医療・介護サービスとの連携体制の構築、スタッフの確保、法令上の基準を満たした施設設計など、運営に必要な要件が多く、専門的な知識と運営体制が必要です。

土地オーナー自身が直接運営するのではなく、介護事業者に土地と建物を貸し出すサブリース形式を取る方法もあります。

倉庫・物流拠点として活用する

ネット通販の拡大に伴い、物流インフラへの需要が全国的に高まっています。

高速道路インターチェンジや幹線道路に近い田舎の土地は、倉庫や物流拠点として企業から需要が生まれることがあります。

物流施設の建設は大規模な投資が必要になりますが、土地を物流企業に定期借地権付きで貸し出す形であれば、建物の建設費用を借主側が負担するため、初期投資を抑えられます。

長期契約による安定した地代収入が見込め、施設の管理負担も借主に委ねられる点がメリットです。

ただし、需要が発生するのは交通アクセスが良好な場所に限られます。

山奥の土地や幹線道路から離れた場所では需要が見込みにくいため、立地条件の見極めが最重要です。

近隣に物流拠点を求めている企業があるかどうか、工業団地の開発計画があるかどうかといったことが肝になります。

障害者向けグループホームの建設

障害者向けグループホームは、近年全国的に施設不足が指摘されており、都市部・地方を問わず需要が続いている分野です。

田舎の静かな環境は、入居者が安心して生活できる場所として適している側面があります。

グループホームは少人数の入居者が共同生活を送る住居形式であり、比較的小規模な建物から始められます。

運営は介護・障害福祉の専門事業者が行うことが一般的で、土地と建物を提供するオーナーが事業者に貸し出す形式で関与できます。

運営に必要な指定障害福祉サービス事業者の認可は、都道府県知事や政令指定都市・中核市の市長から取得する必要があります。

【自治体を活用】田舎の土地活用アイデア3選

さいごに自治体の制度やサービスを活用した土地活用方法の紹介です。

空き家バンクに登録して移住者を呼び込む

土地に空き家が建っている場合、自治体が運営する空き家バンクに登録することで移住希望者とのマッチング機会を得られます。

空き家バンクとは、空き家・空き地の売却や賃貸を希望するオーナーと、田舎暮らしを希望する人をつなぐ自治体の仲介サービスです。

多くの自治体が移住促進策の一環として空き家バンクを運営しており、登録から成約まで無料または低コストで利用できる場合がほとんどです。

また、移住者向けのリフォーム補助金や家賃補助制度を持つ自治体も増えており、この制度を活用することで物件の魅力を高め、入居者を確保しやすくなります。

ただ、空き家バンクへの登録だけで自動的に入居者が見つかるわけではありません。

物件の状態や写真の質、価格設定など、自治体の担当窓口や移住コーディネーターに相談しながら情報発信していくことが成約率向上のために欠かせません。

自治体の補助金・助成金制度を利用する

田舎の土地活用を進める上で、各種補助金・助成金制度の存在は押さえておきたいポイントです。

農業参入支援、中山間地域直接支払制度、農泊推進事業など、国や自治体が提供するさまざまな補助制度が田舎の土地活用と関連します。

具体的な制度は地域によって異なるため、「どの補助金が使えるか」を一般論で述べることは難しいですが、市町村の産業振興担当部署、農業委員会、商工会議所、中小企業診断士などに相談することで自分の土地と活用計画に適した制度の情報を得られます。

国の補助金制度については、農林水産省国土交通省の公式サイトを定期的に確認することも有効です。

補助金には申請期限や対象要件が細かく定められており、計画してから申請まで間に合わないケースも起きます。

活用計画を具体化する前の早い段階から補助金の存在を調べ、スケジュールに組み込んでおきましょう。

地域おこし協力隊と連携した活用

地域おこし協力隊は、都市部から地方に移住して地域活性化に取り組む人を、国が支援する制度です。

土地所有者が地域おこし協力隊員と連携することで、遊休地の整備や新しいビジネスモデルの実行を担ってもらえる可能性があります。

例えば、荒廃した農地の復活、廃屋の整備を通じたゲストハウス経営、地場産品を活かした農家民宿の立ち上げなど、土地オーナーだけでは着手しにくいプロジェクトを協力隊員のエネルギーと発想を借りて推進できます。

連携の形は自治体によって異なりますが、活用計画に興味を持つ協力隊員を見つけるには、自治体の地域おこし協力隊担当部署に相談してみるとよいでしょう。

協力隊の任期は原則3年であるため、任期終了後も隊員が地域に定着して事業を継続してもらえるかどうかを見据えた上で、連携計画を立てることが重要です。

田舎の土地活用で成功するためのポイント

どのような活用方法を選ぶにしても、共通して守るべき考え方があります。

土地の法的条件を確認する

活用アイデアを考える前に、その土地に何ができて何ができないかを法律の面から確認することが重要です。

農地なのか雑種地なのか、市街化調整区域に含まれるかどうか、保安林の指定があるかどうかによって、取れる選択肢はまったく異なります。

確認先は、以下のようなところです。

  • 市町村の農業委員会(農地に関する事項)
  • 都市計画担当窓口(用途地域・開発許可)
  • 森林組合や県林業担当部署(山林・保安林に関する事項)

窓口への相談は無料です。

しっかりと相談することで、誤った前提で計画を進めて時間と費用を無駄にするリスクを防げます。

地域の需要をリサーチしてからプランを決める

いくら優れた活用アイデアであっても、需要がなければ収益を生みません。

田舎での土地活用で陥りやすいのが、「こういう施設があれば便利なはずだ」という主観的な判断で計画を進めてしまうことです。

需要のリサーチとして有効なのは、地元の不動産会社への聞き取り、自治体の産業担当部署への相談、地域の事業者へのヒアリングなどです。

たとえば駐車場を作るのなら、周辺に観光施設や公共施設があってその駐車場が常に満車になっているかどうかを確認する、倉庫貸しを検討するなら地域の建設業者や農業法人に保管場所の需要があるかを聞くといった調査を行いましょう。

初期費用を抑えてスモールスタート

田舎の土地活用はリターンの予測が難しい場合が多いため、最初から大規模な投資をすることは高リスクです。

小規模な形で始め、需要と収益性を確認した上で規模を拡大していく段階的なアプローチが、失敗を最小化する有効な戦略です。

仮にグランピング施設を始めるにしても、まずは最小限の設備で試験的に営業し、リピーターが増えることを確認してから設備を充実させるという順序が賢明です。

初期費用を抑えることは収益回収を早めることにもつながり、万が一計画が思うように進まなかった場合の損失を限定することにもなります。

複数の不動産会社・土地活用会社に相談して比較する

土地活用の具体的なプランを検討する際は、必ず複数の不動産会社や土地活用会社に相談し、提案内容を比較してください。

1社だけに相談していると、その会社が得意とするサービスや商品に誘導される可能性があります。

比較する際は、初期費用だけでなく、収益シミュレーションの前提条件(稼働率の想定など)、維持管理にかかる費用、契約期間と解約条件、担当者の地域知識の深さなどを確認してください。

複数社の提案を並べることで、過度に楽観的なシミュレーションや相場と乖離した費用提示を見抜くことができます。

田舎の土地を活用せずに手放す方法

検討の結果、土地を活用するのが難しいとなれば、手放すということも判断のひとつとなるでしょう。

以下のように複数の選択肢があります。

不動産買取業者に売却する

不動産買取業者に直接売却する方法は、仲介による売却と比べて成約速度が速い点が特徴です。

一般的に、仲介を通じた市場売却より買取価格は低くなりますが、買主を探す期間が不要で、確実に現金化できる点がメリットです。

田舎の土地を専門に扱う買取業者や、農地や山林の取り扱い実績のある業者に相談することが重要です。

複数社に査定を依頼して比較することで、適正な価格感を把握できます。

相続土地国庫帰属制度で国に返す

2023年4月27日に施行された相続土地国庫帰属制度は、相続または遺贈によって取得した不要な土地を、一定の要件を満たせば国に引き渡せる制度です。

従来は相続した土地のうち不要なものだけを放棄することができず、土地を含む全財産を相続するか全財産を放棄するかの二択しかありませんでしたが、本制度の施行により、相続した土地を選択的に手放す道が開かれました。

制度を利用するには、申請時に1筆あたり1万4,000円の審査手数料がかかります。

承認された場合は、国が土地の管理費用として10年分を算出した負担金の支払いが必要です。

宅地や農地の場合、負担金は面積によらず原則20万円が目安とされています(市街化区域内の宅地など条件によって異なります)。

ただし、建物がある土地、担保権や使用収益権が設定されている土地、境界が不明瞭な土地などは申請が認められません。

申請については司法書士や弁護士に代行を依頼する方法もありますが、専門家報酬として別途10万〜50万円程度が必要になります。

自治体やNPOに寄付する

自治体やNPO法人への寄付という方法もありますが、受け入れてもらえるケースは限られます。

自治体は財政上の理由から負担になる土地の受け入れには慎重であり、受け入れ可能な土地の条件は各自治体によって異なります。

NPOや市民団体への寄付は、里山保全活動や農地保全に取り組む団体が対象となりやすいですが、団体側の受け入れ体制によります。

寄付の打診を行う際は、その団体の活動目的と土地の性質が合致しているかどうかを確認した上でアプローチしてください。

田舎の土地を放置し続けるリスク

「とりあえず今は何もしなくていい」と思っている方も、放置することによって発生するリスクがあります。

どのようなリスクがあるのかを理解しておきましょう。

固定資産税の負担が毎年続く

土地を所有している限り、固定資産税は毎年課税されます。

利用していない土地であっても例外はなく、田舎の安い土地であっても長期にわたって保有し続ければ、累積の税負担は無視できない金額になります。

農地の場合、農業振興地域内にある遊休農地として農業委員会から勧告を受けると、通常農地より約1.8倍の固定資産税がかかるようになります(平成28年税制改正)。

何も活用せず放置することで支出だけが毎年積み重なります。

管理不全の土地は行政代執行の対象になりうる

管理が行き届かずに荒廃した土地や建物は、行政による指導・命令の対象となる可能性があります。

空き家が管理不全空き家や特定空き家に指定されると、固定資産税の住宅用地特例の適用が外れ、税額が最大で6倍になることがあります。

それでも改善が見られない場合、最終的には行政代執行として強制的な除去が行われ、その費用が所有者に請求されます。

雑草や樹木の繁茂、不法投棄の発生なども、近隣住民からの苦情や自治体からの管理指導につながります。

遠方に居住している場合、問題が起きても気づくのが遅れるという事情もあり、定期的な現地確認や管理委託の検討が重要です。

次の世代にも負担を引き継ぐことになる

活用もせず手放しもしないまま放置した土地は、相続の際に次の世代にそのまま引き継がれます。

相続人が複数いる場合には共有状態が生まれ、全員の合意がなければ売却も活用もできないという複雑な状況に発展することがあります。

所有者不明土地の増加は社会問題になっており、2024年4月からは相続登記の申請が義務化されています。

相続したまま登記をしないでいると、過料の対象になるケースもあります。

田舎の土地を持て余している現世代が方針を決めておかないと、子どもや孫の世代に対応を丸投げすることになります。

まとめ

田舎の土地は需要の少なさや法規制など固有の課題がありますが、立地条件や土地の性質に合った方法を選べば収益化の可能性は十分にあります。

初期費用を抑えたい場合は太陽光発電・駐車場・ヤード貸し・市民農園・キャンプ場、ある程度の投資ができる場合は戸建て賃貸・高齢者施設・物流倉庫・グループホームが選択肢となります。

自治体の空き家バンクや補助金制度も積極的に活用してください。

まず取るべき行動は2つです。

農業委員会や市町村窓口でその土地に何が建てられるか・農地転用の可否を確認すること、そして地域の不動産会社や土地活用会社に複数相談して需要と費用の現実的な数字を把握することです。

活用が難しいと判断した場合は、相続土地国庫帰属制度などを利用して早めに手放す選択肢も考慮に値します。

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